常識の変革

雑記

在宅勤務

こう言ってはなんですが,事務や電話受付、接客お茶出し仕事をを20年もしてきて、この仕事が在宅勤務出来るなどと思ったことがありませんでした。出来るはずのない仕事内容だと思っていました。

が、現在在宅勤務を週の半分やっています。何年か前、オリンピックのために出歩く人を抑制しようと「テレワーク推進」とか言われ始めた頃は、「関係ナイナイ」むしろ「出来るわけない」と思っていました。

それが今や新型コロナという巨大な波に呑まれて、こんな職種の私ですら在宅勤務が成り立っています。これが成り立つためには、取り巻く世界が全部この流れに呑まれることが前提として必要でした(オリンピック程度では絶対成し得ませんでした)。つまり、

  • 接客するべき人が来ない
  • 接客対応するはずの社内の人間が出社していない
  • 会議や打合せはオンライン、やりとりはチャットやメール
  • 顧客からも個々人の会社スマホに連絡がいくようになり社内の固定電話があまり鳴らない

等々の全体的な変化です。そして残った仕事は事務業務。これは確かに在宅で可能でした。しかし、いざやることになるまではやれると思っていなかったのです。何故だったのか。今ではもうその理由がわかりません。

使い捨てマスク

2020年冬〜春、新型コロナによるマスクの異常な品薄状態(枯渇と言ってもいい)時、私は来たるべき花粉症の時期に備えて買いだめしたあとでした。また、10年ほど前に新型インフルエンザが流行しそうになった時買ったマスクがまだ大量に残っていて、我が家はラッキーなことにマスクに奔走することはありませんでした。

が、人間、この先入ってくることのないものに対しては非常にケチくさくなるもので、持っていたそれらの使い捨てマスクを使い捨てず、洗って何度も使うようになりました。

以前の私は、『使い捨てマスクを洗う』ということに対して「ええ!?あり得ないんですけど?」という反応でした。「洗っている」という人の話を聞いた時にそう反応したのを鮮明に覚えています。

が、状況が変われば人間変わるもので、防御力は落ちると言われますが別にその程度どうでもいいと思い、不織布が痛んだら捨てる、それまで何回か洗って使う、というのが2021年夏の今も常態化しています(笑)。

あのマスク枯渇時に、使い捨てマスクを洗う、という新しい常識?が生まれ、マスク業界にとってはこの常識はいずれ打撃になるだろうと思ってましたが、現在はどんな売上なのでしょうか。まだこれだけ感染者が出ていて季節関係なく売上があるというのは、コロナ前よりは良いかもしれませんね。コロナ後どうなるか、ですかね。

余談

個人情報保護法が出来たのがいつだったか覚えていませんが、その時分からの常識の変革は、現役で働いて来ている人間なら出来てきていると思います。が、ウチの80代の父が現役時代にはそんな法律はなかったので、家の書類を整理廃棄する際に、住所や氏名の書かれたものを無造作にゴミ箱に捨てます。

常識が20年以上前に止まっているんだな、と思います。歳を取ると変化をキャッチする機会も能力も減りますしね。私も会社辞めたあと、色々気をつけたいと思います。

まとめ

私がブログを始めるなんてこと自体も、私の中では常識の変革です。以前の私なら「絶対ないわ〜」「なんで自分のことを書いて世間に出さないかんのよ恥ずかしい〜」と一蹴していました。

時代が変わり、自分の周りの状況と自分の考え方も、いつかその以前を思い出せないほど変わる時があるということを認識し、そしてそれを受け入れられる器をなるべく長く持ち続けたいものだなと思います。

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