『アルトゥロ・ウイの興隆』観に行ってきた

雑記

関西圏で再演

大好きな草彅剛の舞台ではあっても、関東のみの公演ではなかなかこのコロナ禍では簡単に足は運べない。

しかし、再演を関西(京都)でやってくれるとあっては行かないわけにはいかない。

緊急事態宣言の関係もあるから購入申込み時には行けるかどうかわからなかったけど(何度舞台チケットの払い戻しの憂き目を見たことか)、申し込んでみたら後ろの方の席とはいえ当ててもらえたし、当日には感染者も落ち着いていたので行ってきた。

気持ちのいいお天気!平安神宮

ロームシアター京都メインホール。

昔は平安神宮の敷地だったかもね、と言う場所にある歴史を感じる建物ではあるが、リニューアルしているからか、新しい感じと古い感じが混在しているような施設だった。

芸術に特化した立派な劇場であることは間違いない。

隣に京都美術館と書かれた古いお城的な破風のある建物があったが、京都市美術館別館だそうだ。

二条城御殿入り口のような屋根をコンクリートでつくったような素敵な建物。

その前に木で作られたオブジェ。さらにその前には蔦屋書店とスターバックス。

平安神宮を参拝してから行ったが、宗教、建築、アート、カフェが集まっていて心安らげて楽しくなれる場所だ。

カッコいい建物!京都美術館別館

上演時間は、一幕80分、休憩20分、ニ幕80分で、計3時間余。

このロームシアター、私が見たところエレベーターはあるがエスカレーターは見つけられなかった。

そしてエレベーターなんかいちいち待っていられないため、3階席に行くには階段を使う。

休憩時間にグッズを見にいくのに1階まで降りてまた席に戻るのにも階段を使う。

結構健脚を求められる。私は別に問題ない。

エレベーターがあるだけバリアフリーかもしれないが、この収容人数であのエレベーターはちょっと使いづらい気がする。

脚に自信のない方は1階席か2階席にしておかないと、と思われる。

考えさせられる内容

舞台は難解と言えば難解だが、ヒトラーの成り上がるまでをシカゴギャングに模して演出された内容で、楽しいとか言う内容ではないが考えさせられる。

特にヒトラー(ウイ)がどのように人を魅了させ、熱狂させるかを考えそしてその通り行動し、発する言葉に力を込めて(心を込めて、ではない)訴えるところ。

その草彅剛の発する言葉や表情が心を打つ。裏では汚くヤバいことをやっているのがわかっているのにその全力で訴えている言葉に力を感じる。心を動かされる。

じゃあその動いた心は正しいのか、本当に本質を見て心は動いたのか、冷静な目を持たなければならない、と言うことだ。

舞台なので一言一句聞き取れるわけではないが、言葉に乗って力が伝わってくる。特にニ幕後半は素晴らしい。

というかそのニ幕後半のためにそれまでの経過があるのだと思う。

なんにせよ観劇に行くことは楽しい

音楽も素晴らしいので、できればステップ踏んでノリたいところだが舞台ではそうもいかない。

せっかくの音楽が勿体無いのでカーテンコールとかででも観客を立たせて一緒に盛り上がってもイイんじゃないか、とも思った。

ライブ好きはそう思う、ってだけの話ですが。

帰りはコロナ禍あるあるの規制退場。まぁどのみち混み混みになることは避けられないが…

コロナ禍になって以来初めて県外へ出た。二年ぶりくらいだろうか。

出ると何かしらお金を使うものだと改めて思った。やはり人が家にこもっていては経済は回りません。

感染者が落ち着いている今くらいは外に出てお金を使いましょう。

日本の経済のために。

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