薔薇王の葬列

まんが

48時間8冊無料

たまにあるeBookJapanの〇〇時間〇冊無料っていうヤツに引っかかり、「薔薇王の葬列」を読んでしまった。

アニメはつらつら見ていたのだけれど、あれ、暗い暗い。暗すぎて見てる方が鬱になりそうな主人公のネガティブさ。

アニメなのに静止画多用しすぎじゃね?っていう。まあ効果的なのかもしれないけど、暗さをさらに引き立て、そしてちょっと50年くらい前のアニメ感出してる気がする。

古川慎のオープニングもかっこいいけど、ちょっとベルばら思い出すような耽美な感じがコレまた一昔前感ある。

とか思いつつまぁ読んでみようかなタダなら。て思ったらうーむ、やっぱ面白いところで有料になるわね。

買うしかない。

孤独をどうにか埋めたい主人公が、そうは問屋が卸さない現実との中でもがき苦しんでいる話。

ちなみにこの漫画は原作の絵がとても丁寧なので、アニメの絵が拙く見える。

アニメだけ見ている分にはわからないが、原作を読んでしまったら、「こっちのがよっぽど綺麗やんけ!」と思うことになると思う。

薔薇戦争ってご存知?

しかし、基本は薔薇戦争なので、少し世界史のニュアンスがある。

ぶっちゃけイングランドの中世なんて、高校で世界史選択だった自分でもほぼほぼ記憶にございません。

大戦前のイギリスなんて大航海時代とプロテスタントがどーのこーのくらいの記憶しかない。

世界に踊り出る前のイギリスなんて知らんがな。

しかし、こういう話を読むと、そこに人間がいた、という感覚が出てくるので興味が湧くようになる。

王家の紋章読んでエジプト行きたかった子供の頃を思い出す。

で、薔薇戦争って何?と思ってググってみたけど、エドワードが何人もいたり、リチャードが何人もいたり、ヘンリー何世とか、まぁ名前カブりが多すぎて、わかりにくい。

脳が拒否。

もう少しユニークな名前をつけてもらいたいと思う日本人の私。

向こうの人はアレで区別できるんだからすごい。

日本も幼名は親や祖父と被ってたけれど、成人してからは同じ名前じゃないから区別できる。が、何世何世で区別するのは難しい。

フランスみたいにルイ一点張りでやってくれるのならまだわかりやすいけど。

シェイクスピア読んだことあります?

基本的に話のモトはシェイクスピア。

すみません、私は読んだことも観たこともありません。

劇団⭐︎新感線でメタルマクベスをみた事がある程度。

「ヘンリー六世」と「リチャード三世」を読まないと系図や関係性を十分に把握できないのかしら。

とはいえ、歴史漫画じゃないしね。機会があったら読んでみよう。

でも、歴史漫画だな、と思うのは、「え?」ていうくらい主要なキャラが死んでいくこと。東京リベンジャーズ並み?

これが歴史漫画じゃなかったら殺さないでなんとかしそうだからな。

本当に現実に死んでしまっているのだからその辺は容赦ない。

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