三度目の観音巡礼ツアー
阪急交通社のバスツアー旅行にまた参加してきました。
西国三十三所の旅、三度目。
今は全国旅行支援という補助があるので、13000円くらいのツアーが8000円くらいにしてもらえる。
地域クーポンも千円もらえる。
めちゃくちゃお得。
税金バラマキ、使える機会あるなら使わないと。
4番 槙尾山 施福寺
登山
降るか降らないか微妙な天気の日だったけど、足元悪い中のこの寺はやめた方がいい。
健脚以外お断りかよ!な寺だった。
参拝というより登山。
予習不足で登山と思って行ってないからヒーヒー言いながら登る。
濡れ落ち葉が石の上にあるし、こんな道、うっかり滑って転んで沢に滑落じゃん!とビビリながら一歩一歩踏み締めつつ、しかし止まったら今度は動けなくなるぞ、と思って多少の休憩は入れたけれどほぼ一気に登る。
25分くらいの登山?
まぁ確かに普通の登山と違ってある程度はコンクリ敷きだったり、石階段にされてたり、手すりあったりはするけども。
傾斜がもう登山なわけですよ。
お寺は素晴らしい
小さいお寺だけど沢山の仏像が配置されていて、そして写真いくらでもオッケー。
なかなか無いよ写真撮り放題の寺。
西国ご本尊の観音様や、お寺のご本尊の大きな弥勒如来様、四天王等、立体曼荼羅が作られてて、裏に回ると七福神や二十八部衆もいる。
京都の東寺みたいな仏像満喫寺でした。
珍しいのは方違観音様という大きな仏像。
今まで私は聞いたこともない観音様。
縁起の悪い方角の厄を避けてくれるのだとか。
人生の岐路で良い方角にしてくれるとか。
転職まっ只中の私には最高の観音様じゃないの。
あと、足の裏を見せてる馬頭観音坐像も面白い。
ひっくり返るか、物凄い腹筋使い続けるかしかしないと難しいと思う座り方の坐像。
下山
そして帰りも滑らないよう一歩一歩踏み締めつつ下山。
怪我なく戻れて良かった。
ていうほど難儀な参拝でした。
でも、ツアーの参加者は私達よりずっとご年配の方々なのに、70代だろうご夫婦も、時間はかかりつつ参拝されてました。
私は2日後くらいまで物凄い筋肉痛になったけど、あの方々は大丈夫だったのだろうか。
3番 風猛山 粉河寺
コカワデラ、と読みます。
なんか訓読みって珍しい気がするのは私だけかな。
気持ち的には「フンゴウジ」とか読みたくなる。
ま、どうでもいい。
これまたデカいお寺でした。
紀州の殿様、お金あるね、って感じ。
なんか本堂の屋根が変わってて素敵だった。
途中の念仏堂?とかってののお堂も素敵だった。
石の庭園も見事。中門も素晴らしい。
いやはや金かかってるぅー
本堂の中に入るには別途お金がかかるけど、入らないと左甚五郎の「野荒らしの虎」は見れない。
日光の眠り猫サイズかと思ってたら意外とデカかった。
左甚五郎といえばあのサイズ、と思い込んでてすみません。
しかし、中は照明が無い?のか少ないのか、まぁ暗くて見辛い。
明るくすると保存状態悪くなるから仕方ないけれど、目の悪い人間にはなかなか厳しい。
うっかり「野荒らしの虎」通り過ぎそうだったわ。
2番 紀三井山 金剛宝寺護国院(紀三井寺)
ここも231段という階段が難所といえば難所。
香川の金比羅さんなんて700段以上あるんだから、それを思えば大したこと無いんだけど、ここは231段が目の前に一直線に迫る階段なので「うっ」となる。
お金かかるけどケーブルカーあり。さすが街中の寺。
ぜひ施福寺にも文明の利器を。
しかしこの階段は、施福寺を登った後なので、それほど難儀には感じなかった。
(施福寺が酷すぎた。)
階段登って振り返れば和歌の浦。
海に近い断崖に造られたお寺なんだねぇ。
本堂はお参りのみし、本堂の向かいにあるでっかい観音像が安置されている納骨堂へ。
階段で3階まで登ると、和歌の浦を臨む展望台にもなっているし、その3階にある丸窓からは中の巨大十一面観音様のそれぞれのお顔を近くで見ることも出来る。
巨大十一面観音様は現代の有名仏師、松本ミョウケイ?さんの作らしい。
私には有名じゃなかったので、これから覚えることにします。
なんにせよ、善意の100円でこれらが見れるのは素晴らしい。
三十三所踏破までは長い
和歌山市から名古屋へ戻るのはなかなかの長旅だが、バスツアーは寝てても帰れるのが良いところ。
体はクタクタになったが、楽しい旅が出来ました。
全国旅行支援ありがとう。阪急交通社ありがとう。また参加します。