今の会社には「お盆休み」がある
四半世紀以上働いて2年前に辞めた会社にはそれが無かった
周りの人と重ならないように夏休みを取りましょう、という方針だったので休めてはいたが、今思えば有休消化させられていた
え?なぜ有給休暇だったんだ?
つまり「お盆休み」が無い会社だった
「世間が休んでいるから今のうちに有給休暇を使え」その言外に「忙しい時に有給なんか取るなよ」圧があったと言える
あの中にいた時にはそんなことを考えもせず、わーい休みやすくてありがたーい、とか、完全なお盆時期でなく少しずらして取ることもできて嬉しいー、みたいな感覚があったが、今思えば有給なのだからそんな事は普通な気がしてくる
今の会社は有給でない休みがある
なんと素晴らしいことではないか
他の日休みたいならそれは有給で取ればいい
前の会社で不満は無かったが、今の会社も有難い
何が言いたいかというと
一つの会社しか知らないと、そこ以外の常識に触れる機会がなく、何が普通で何が普通じゃないのかわからなくなってくるということ
そしてさらに、他を知らなくても別に不幸せじゃ無いということ
ということは
独裁国家で生まれ育っている人達、搾取されている人達、いろんな境遇の人がいるけれど、その場所以外を知らない人達を可哀想だ、不幸だ、と他の世界から見て思うのは間違いなのではないだろうか
あの人たちは今普通に幸せで、他の世界を知らないままの方がいいのかもしれない
どっちの世界もみて選択出来るのが至上かもしれないが、それができないのなら現状を外の世界から変えようとするのは違うのではないだろうか
こっちの水は甘いよ、というのは傲慢なのかもしれない
ということを思った酷暑のお盆休みの日でした
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