私が好んで使うものは消える

雑記

LINE証券撤退

私がよく使って、これからも使い続けたいと思っているものは、気のせいかもしれないが結構世の中から無くなっていく気がしている。

靴のメーカーとか、菓子屋とか、服屋とか。

まぁ時の流れの中で、いつまでも同じものがあり続けることの方が、むしろ難しいのかもしれないけれど、使っていたのは私だけだったのか?あんなに良いものなのに?と悲しい思いになる。

今回のLINE証券の証券事業撤退に関しては、結構な精神的ダメージを喰らった。

金銭的には他の証券会社へ移管するなりスプレッド無料時に売るなりすれば良いんだろうけど、「LINE証券の証券事業が無くなる」というのは精神に来た。

LINE証券のいちかぶ取引はとても使い勝手が良い。

出勤時間やお昼休み時間のちょっとした空き時間にチョチョイと買ったり売ったり出来て、それも一株単位なのでそれほど元手もかからない。

貧乏人の株取引にピッタリだ。

他の証券会社のも見ても、一株単位で、リアルタイムの価格で、即売買出来るスマホアプリがある証券会社が現時点見つけられない。

困ったなぁ。

ほっとくと野村証券に移されちゃうから、売るか、SBIに移すしかない。

野村が同じスプレッドで一株単位で同様の運営をしてくれるんなら話は別だけど、野村様はあんな運営しないだろう。

楽しかったのになぁ。まぁ2023年中は使えるけど。

投資の世界が目の前に

ここ数年使っただけとはいえ、投資に全く興味もなくド素人だった私を、簡単に株や投信を売買出来る世界に連れてってくれたLINE証券には感謝している。

父母も投資をやってはいたが、やり方としては証券会社の人から電話がかかってきて、その時に買ったり売ったりしていた。

クソ面倒くせえな、あんなことやっとれんわ、と思いながら見ていた。

時代の流れもあるけれど、そのクソ面倒くさいことを完全に取っ払って私の前に投資の世界を持ってきてくれたこと、本当にありがとう。

LINE証券のあのアプリを作った人、本当にありがとう。

投資を始める前は、ニュースをあまり身を入れて聞いてなかった気がする。FRBが何を言おうが、消費者物価指数が出ようが、果てはどこかで戦争が起きようが、即自分に影響が跳ね返ってくることはなく、どこか他人事だった。

もちろん投資をやらなければ損をすることもないし、そんなことに一喜一憂オタオタしなくても良い。穏やかな毎日を送れていたかもしれない。

だけど、それは単に自分が目を背けているだけで、投資をやろうとやるまいと、確実に自分の目の前にある現実なのだから、最初から見なくてはいけないものだったと思う。

LINE証券はその高めのハードルをもの凄く低くして私を通してくれた。

じゃあとは自分で頑張って、てことかな。

私が始めたのは2021年。契約社員のリミットが近づいてきて、先の失業の不安感から「そうだ、投資してみよう」と思い立った。

(何かを始めるにあたっては、いつでも「危機感」というのはとても重要)

そして(SBI証券と)LINE証券を始めた。

LINE証券は2019年に事業を始めたそうだから、私の投資しよう、と思い立った頃に私に投資の入口を作ってくれたようなものだ。

そして、私が投資の世界にすっかり拒否感がなくなった頃に撤退していく。

今までありがとう。私の失業の不安感を少しでも解消してくれてありがとう。私のような貧乏人に使いやすい、楽しいアプリを作ってくれたこと、本当にありがとう。

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